ボストンの領事館後援の長年続いたニューイングランド日本語スピーチコンテストは、1990年代後半の日本の景気後退と共に姿を消してしまいました。
そして、しばらくの間日本語スピーチコンテントは、ニューイングランドには存在しませんでした。しかし、幸いなことにウエルズリー大学のモーリー教授の示唆により、2001年からまた、ボストン近郊で大学五校(ウエルズリー大学、ブランダイス大学、ハーバード大学、MIT、ボストン大学)が集まって日本語スピーチイベントが再開されることになりました。2001年以来、同じくウエルズリー大学の前野好美が責任者となり、毎年、参加校が持ち回りとなり開催されています。今では、最初の五校に三校(ボストンカレッジ、ウイリアムズ大学、タフツ大学)が加わった合計八校の充実したイベントになってきています。
このイベントは、あくまでもコンテストではなく、参加社全員が各大学で学んだことを皆の前で発表する機会を設けるものです。参加社全員が参加賞として図書券がもらえるイベントです。図書券は、各大学が用意したものを各大学の学生に参加者全員の発表が終わった後に渡されることになっています。