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Created by: Cathleen Chuang, '07
Created in: July 19, 2005
Maintained by: Yoshimi Maeno
Last updated: August 11, 2005
Expires: July 2006


English | 日本語

チアが教えてくれたこと
ヴァン・イム(2005年)

 

一人の人生には何人かの人との出会いと別れがありますが、少しの人が心の中に足跡を残します。私が記憶に強く残っている一人はチア・サビウーンという友達です。

誰でもチアを知ったら、チアは太陽のように明るい人だと思うでしょう。チアは、いつもいたずらっぽくて性格は子猫のようでした。例えば、彼女は他のつまらない話を取っておかしい話に変えることができました。チアがいる時はいつでも楽しいです。

彼女はいつも冗談や笑いがありました。私に人生を楽しく生きる方法を教えてくれました。チアに会う前に、私はあまり笑わない子供だったと思います。家の長女として、ちょっと厳しく育てられたからです。チアに初めて会った時に、私はちょっととまどいました。チアは元気すぎると思いました。でも、私もいつのまにかチアのようになっていきました。人生を楽しく生きることを学んでから、いさましく新しいことをしてみるし、失敗にもめげません。

しかし、そんなチアでも心の中に秘密がたくさんありました。彼女は大体自分の問題とかを他の人に教えませんでした。少ない友達にだけ見せてくれました。
私はそのうちの一人だったからうれしかったです。

2001年7月4日にチアは車の事故で亡くなりました。私達は高校を卒業して、まだ夢一杯でいました。その惨事は私の人生で大切な死を初めて経験しました。急に、生死の繊細さが分かりました。三日間後御葬式をしました。仏教の式の中で私は神の白い糸を二本手首に結んでもらいました。「この白い糸があなたを守りますように」と初老人は言いました。私が同じ車の事故で助かったので、悪霊が私をうばいに来るかもしれないからです。後で皆は、私に神の水をあびさせてくれて、私を守るためのお祈りをしてくれました。

それから、2001年12月の冬。車の事故から五ヶ月たった時でした。その時までチアは全然私の夢に出てきてくれませんでした。白い糸の一本はもう落ちてしまったけど、もう一本はまだ私の手首についていました。その日、私が電話で話ながらその白い糸をいじっていると、突然その糸が切れてしまいました。

その夜の遅くにチアが初めて私の夢に出てきました。私と何人かの友達が楽しんでいて、チアは戸の後ろから入って来ました。皆は本当にびっくりしましたが、だまって何も言わないでチアと遊びました。私は「これは夢だ」と思いました。「チアは自分の死が分かったかな。大丈夫よ。まだここにいてほしい」と思いました。

翌日にその夢について友人と話しました。この五ヶ月間、彼女はどうして私の夢の中に現れてくれなかったのか。どうして突然現れたのか。その時、神の白い糸がないことに気がついて、やっと分かりました。他の世界から来たチアは私を守っていた白い糸がなくなってやっと私に会いに来ることができたのです。

チアの死を理解するのはとても難しかったです。私の人生で大切な死を初めて経験しました。苦しみに打ち勝つのは無理だと思いました。今も心がまだ痛みますが、その苦しみは私にチアが大切な友達だということを思い出させるのです。

悲しむかわりに、私はチアの人生を祝いたいと思います。チアについてもっと色々書きたいです。チアについて多くの人に話したいです。チアの名前を考えただけで、私の心の中に彼女の笑っている顔が浮かびます。

2002年一月、チアが夢に出てきてから一ヶ月後。彼女の神霊を感じたので、チアについて何か書こうとして、辞書で言葉を探していた時、お線香の香りがしました。私の周りでお線香をたいていなかったから、びっくりしました。仏教徒はお線香をたかなくてもその香りがした時は、近くに魂がいると信じています。

その時から、私はチアと何回も会っています。私を残していってしまったのではありません。チアは、まだ私の夢の中に生きています。

 

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